続・血糖値527の伝説

2018年暮れ、糖尿病で入院してからたくさんの方々に大変ご心配をいただき深く感謝いたしております。この病気は完治ということはなく、ずっと付き合っていくことになります。現在も血糖のコントロールはもちろんのこと、5つの病院を毎週のように通院しながらの生活。そんな中、現在の経過も含めて記録を残していくページです。*** 毎週水曜日 18時頃 ほぼほぼ 更新中 ***

週間Kudo《2020/12/2》

「1、現在地編」

 

 

今週はお休みします。

 

 

 

 

「2、発病からの経過ドキュメント編」

 

ここまで緊急入院から退院までお伝えしてきましたが、ここに紹介した以外にもたくさんのいろんなことがありました。そんないくつかのこぼれ話を紹介します。

 

 同時期に入院されたようなわりと若い女性。一緒に授業を受けたり、ちょうど入院中の尿検査は2時間ごとに尿を採取するのですが、それがわりと同じタイミングだったりしたその女性。

 まさに私が退院すると決まった日、彼女は退院していきました。別に親しくしていたわけではないのですが、たまたま退院するときに病棟のロビーで鉢合わせになったのです。お母さんと思われる女性と一緒に出ていくところでしたが、眼には大粒の涙が流れていました。それを見て、自分はそこまで心は震えないと思ったのですが、でもとても気持ちがわかって、ついもらい泣きしてしまった瞬間でした。

 

 糖尿病に関してのドキュメント的なドラマのDVDを見るのですが、ポータブルDVDで見るので、声がよく聞き取れなくて、そのDVDを借りて、自分のベッドで見ました。ドラマの主人公は売れない漫画家の二人。性格も対極でひとりは暴飲暴食。ひとりは日頃から節制している男。それを続けていった将来を描いていました。もちろん暴飲暴食して糖尿病になり、足を切断するということになったわけですが、そこからその彼はしっかり病気と向き合い、絵は描けないものの、物語を描き、それをもう一人の男が漫画にすることになったというドラマでした。

 

 どうなっても希望はある。悪いことのあとにはいいことがある。今までに感じたことのいない感動がある。退院するときに泣いていた女性から教えてもらいました。

今からでも遅くはない。大切なことは現状と向きあうこと。それができれば、周りは協力してくれるということをドラマは教えてくれました。

 

 

・・・次回へ続く