続・血糖値527の伝説

2018年暮れ、糖尿病で入院してからたくさんの方々に大変ご心配をいただき深く感謝いたしております。この病気は完治ということはなく、ずっと付き合っていくことになります。現在も血糖のコントロールはもちろんのこと、5つの病院を毎週のように通院しながらの生活。そんな中、現在の経過も含めて記録を残していくページです。*** 毎週水曜日 18時頃 ほぼほぼ 更新中 ***

週刊Kudo《2020/7/8》

「1、現在地編」

つい先日、入浴中にぼーっと壁を眺めていたら、先ごろ注射した左目から黒いゴミのようなものが見えるので、気になって、眼科に行って検査してもらいました。
 注射をしてから(例の5万円もする)ちょうど1か月半くらいが経過していましたし、効き目は2か月くらいといわれていたので、ちょっと気になってのことです。
 視力は右目は変わらず1,2。しかし、左は少し落ちて1,0。少々の不安を持ちながらの診察。また注射かなー?と思いつつ、先生の診察が始まりました。
 基本的には悪くなっていない。前の出血の影響や注射の影響は多少あるものの、前回処置をした箇所はとてもよい方向になっているという診断でした。
 今回は自分ではかなり覚悟していたので、本当にほっとしましたし、最近感じているすべての身体の調子良さを表せたような感じでした。本当に、ほっとしまいた(苦笑)
 
 今回の治療でうれしかったのは、先生から「工藤さんはこうして何かあったら早めに来てくれるので、いいですね」とほめていただいたことです。些細な一言でしょうけど、自分の不安な気持ちもあって、とても響きました。
 自分もこんなタイミングでタイムリーな無駄のない一言を言えるようになりたいなと・・・。身体の治療活動のひとつではありますが、普段の生活や仕事に生きる「言葉の技術」をいただいたような気がしました。

 前にも申しましたように、眼は一番怖いですが、それが良い方向なのは何よりでした。これで来週の皮膚科、再来週の内科と、いい感じで治療活動ができます。
 本当にほっとした、前向きになれた通院でした。



「2、発病からの経過ドキュメント編


血糖値が上がっている原因といえば、自分の生まれつきの障害である、口蓋裂によって、歯並びが悪く、口腔の状態が良くなかったこともあったのでしょう。
実は口腔というと、歯や口蓋裂の治療は近いうちに始めようと思っていました。そんな折の入院でしたので、それに関しては渡りに船でした。
糖尿病には口腔の状態はかなり影響を与えるということで、必ず診察があるようです。が、私の場合には単なる口腔患者ではなく、口蓋裂の障害をしょってますので、今回の入院でどこまで治療するのかが問題でした。
私は基本的に準備してあれば向かっていけるタイプだと思うのですが、準備してないと「超羊」なんです。歯や口腔の知識が基本的にないですから、最初に口腔外科に行くときは、もう恐怖しかありませんでした。
子供のころ、口蓋裂の治療で何度も入院したり手術したりしていました。まだ小学校に上がる前のことですので詳しい記憶はあまりないですが、とにかく怖かったという思いや記憶だけは強く残っています。それもあって、なかなか治療に向かうことができず、今の今までほったらかしていた、のが本音です。口腔に行くのは、望んでいることではあるのですが、ただただそんな思いから、恐怖感がのしかかっていました。
怖さと闘うために、その日は朝から、好きな猫の写真集を見て、心を整えてました。それくらいしかできる準備はありませんでした。



・・・・・次回へ続く

 


「3、お気に入りの歌詞」

 

ー今週はお休みしますー